「1998年生まれはやばいって言われているの?悲惨な最悪の世代と言われる理由が知りたい!」
1998年生まれの人は、自分たち世代は「やばい、悲惨、最悪の世代」なんて言われると、ショックですよね。
また1998年生まれの人と関わることが多い人にとっては、彼らがどのような環境で育ったのか気になります。
となると、このようなことを疑問に思うのではないでしょうか。
- 1998年生まれがやばいと言われる理由は?
- 1998年生まれの特徴は?
- 1998年生まれは奇跡の世代って本当?
そこで今回は、1998年生まれはやばいとは本当なのか、悲惨な最悪の世代と言われる理由についてお話ししていきます。
さらに、1998年生まれの有名人やスポーツ選手をあげ、奇跡の世代と言われる理由もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
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1998年生まれはやばい?悲惨な最悪の世代と言われる理由とは?
1998年生まれはやばいと言われていますが、なぜなのでしょうか。
なぜ「1998年生まれは悲惨で最悪の世代」などと悪く言われてしまうのか、その理由についてお話ししていきます。
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1998年生まれはやばいって本当?
1998年生まれはやばいと言われるのは、その年にあった出来事が影響しているかもしれません。
1998年は悪い出来事が起こり暗い一年であったので、良くないイメージがついてしまったのでしょう。
まず1998年には「和歌山カレー事件」が起きます。
和歌山県の町内で開催された夏祭りのカレーにヒ素が混入され、4人が亡くなり63人が病院に運ばれる、という衝撃的な事件でした。
事件がきっかけで、他の地域でも毒物が入れられる事態が発生します。
町内の活動が自粛されるなど世の中への影響が大きく、人々が疑心暗鬼に陥った時代でもあったのです。
さらに1998年は戦後で最も最悪な経済状況となりました。
就職氷河期であり、リストラや倒産、失業が増え、世の中の不安が強くなった時代でもあるのです。
1998年の漢字は「毒」が選ばれ、カレー事件や経済に毒が回ったためと言われています。
このように1998年は全体的にネガティブな年であり、そのため1998年生まれはやばいと言われたこともあるのでしょう。
1998年生まれが悲惨な最悪の世代と言われる理由は?
1998年生まれが最悪と言われる理由には、主に3つあります。
- 「Z世代」と一括りにされているため
- ゆとり教育の影響を受けている
- 新卒で入社した時がコロナ禍だった
ではそれぞれの理由について説明していきます。
「Z世代」と一括りにまとめられているため
1998年生まれは一般的にZ世代と言われています。
Z世代とは1990年半ば〜2010年代前半に誕生した人のことです。
ただ、急にZ世代という言葉が流行し当てはめられることになったため、実際にその世代の人たちは違和感がある人も多くいます。
つまり、世間が勝手に作ったイメージなのです。
昔から年配者からみた若者のイメージは、「理解できない」「自分たちより苦労していない」など、勝手なレッテルを貼られます。
そのため対象となっている人たちは、いい迷惑になることが多いのです。
自分たちをよく知らない人から「Z世代」とひとまとめにされたり、Z世代だからと先入観を持たれて不快と感じる人もいます。
また同じZ世代でも約20年の幅があり、1990年代生まれと2010年代生まれでは環境や特徴も大きく違います。
1998年生まれはZ世代の中に入りますが、そう呼ばれるのが嫌な人も多いのです。
ゆとり教育の影響を受けている
2つ目の1998年前後に生まれた世代が最悪と言われる理由は、ゆとり教育の影響がある時代だからです。
中には「ゆとりだから」と他の世代から悪く言われた人もいるのではないでしょうか。
このように、ゆとり教育に対して悪いイメージを持っている人が最悪の世代と言っているのでしょう。
確かに、ゆとり教育による学力の低下は問題視されました。
ですが、道徳や総合学習の授業の導入、自分の好きなことができる時間が増えるなどメリットもあったのです。
このような背景もあり1998年生まれ世代あたりから、多様な生き方など価値観が大きく変化しました。
とはいえ、上の世代の人からは「何を考えているのか分からない」なんて言われたことはないでしょうか。
価値観の変化や新しい世代の考え方に共感できない上の世代からは、マイナスな印象を受けやすいのです。
新卒で入社したタイミングがコロナ禍だった
最後は入社した時期がコロナ禍であったため、1998年生まれは悲惨と言われています。
1998年生まれが大学を卒業して入社するタイミングは、まだコロナウイルスが流行しており世の中は混乱中でした。
コロナ禍での就職活動はとても大変だったでしょう。
入社してからすぐにリモートワークとなったり、出勤できない日もあるなど。
他の世代とは違う苦悩があったことは容易に想像できますし、前例のない苦労に悩んだ人も多いはずです。
また大学生活も授業に出席できない、アルバイトや旅行に行けないなど、思うようにいかなかった経験をされた人もいますよね。
となると、通常は経験するはずだったことができないまま、社会に出ることになります。
そのようなことから、年上の人からは「経験値が足りない」「未成熟」などと言われやすいのです。
マイナスな面だけを取り上げられてしまい、悲惨な世代だとレッテルを貼られます。
そのため、1998年生まれに同情する声も多くあります。
このような経験もあり1998年生まれは悲惨と言われるのです。
1998年生まれあるあるとは?1998年生まれの特徴や共通の体験
「1998年生まれあるある」とは、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、1998年生まれの人の特徴や共通の体験などをご紹介していきます。
もちろん、1998年生まれ全員に当てはまるわけではありません。
ですが、1998年生まれが体験してきたことを知ることで、1998年生まれを理解できたり共感することができます。
一部を言いますと、1998年生まれは「競争心がなく、自分の時間を大切にしてSNSを上手く利用している」人が多いです。
ぜひ参考にしてみてください!
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目上の人に怒られなれていない
1998年生まれの人は、子どもの頃に家族や先生以外から怒られた経験がない人が多いと言われています。
昔は他人が子どもを注意する場面もありましたが、1998年生まれでは人との関わりも減り、他人から怒られる機会がないまま育ってきました。
また、1990年代頃から褒めて育てる教育が浸透しています。
そのため社会人になり、上司から怒られて戸惑った人もいるでしょう。
パワハラや虐待など以前より厳しくなったため、上の世代に比べて強く怒られた経験も少ないのです。
社会に出て仕事をしていると、人から注意を受けたり時には怒られることもあります。
慣れていないと深く傷つくかもしれませんが、一度反省したら引きずらないようにしましょう。
といっても、理不尽に怒られたりイライラをぶつけられるのは間違っているので、相手にすることはありません。
ですが、中には相手のためを思って意見を言っている場合もあります。
その辺を見極めて素直に受け止めるようにしましょう。
プライベート最優先
1998年生まれはプライベートの時間を大切にしている人が多いです。
それは、このような環境で育ってきているためと言えます。
- ゆとり教育世代で自分の時間が多くあった
- 職場の飲み会が強制されない時代
- 働き方改革など、多様化進み始めた
1998年生まれ世代では、「しなければならない」という意識が上の世代より弱いです。
周りを気にせず自分の考えや個性を大切にしているため、プライベート優先になるのでしょう。
社会において適度な付き合いが大切ですが、それがストレスになることもあります。
ですが、「断ったら職場の人間関係が悪くなるのでは」と考えてしまい、自分を曲げることになりかねません。
行きたくない飲み会に毎回出席したり、残業が続くといずれ心が疲弊してしまうでしょう。
大谷翔平選手も野球に集中するため、飲み会はあまり行かないそうです。
自身の特性を活かした生き方ができるのではないでしょうか。
競争に興味がない
1998年生まれは競争心がない人が多いとも言われています。
これは、道徳の授業の導入、少子化が進み兄弟が少ない、小さい頃からおもちゃが多くあったなど、環境が充実していたからでしょう。
競争心がないため、目立つ行動を避ける傾向があります。
時には自己主張が弱いと受け止められ、やる気がないのではと言われた経験がある人もいます。
競争に興味がない場合は、揉め事が嫌いで、共感力や共有を強く望んでいる人が多いです。
SNSですぐに共有できる環境で育ったため、同じ趣味や気の合う人と簡単に繋がることができ、友人との出会い方も上の世代とは違います。
競争心がないと、人と比べないといった良い点もあります。
比較するよりも自分が以前より成長できているかを重視しており、他人の成功を喜べる人が多いのです。
また他人と比較しない考えは現在においてとても重要です。
SNSで簡単に他人の生活や成果を見られるようになり、比較して落ち込み、自己肯定感も下がっていきます。
SNSが普及した今は、いちいち他人と比較しているとかなり疲れてしまうのです。
コスパやタイパを重視する
1998年生まれは、コスパやタイパを重視する傾向があります。
ネットやSNSで情報を得るのが当たり前になり、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスが自然に導入されているのです。
そのため、「無意識に効率的な生活を送ろうとしている」とも言われています。
ただ、ネット環境が当たり前のため、そこに違和感を持つこともありません。
小さい頃からネットやSNSが普及していることが最大の原因となり、上の世代に比べるとモノの消費意欲が低下しています。
また、時代的に不況や自然災害の多発、物価高など不安定な時代で育ったので、お金を使うことに慎重になっているのです。
そのため買い物の失敗を避け、無駄なお金をかけない傾向があります。
購入する際にはレビューを見たり、SNSを参考にし好きなアカウントが紹介している商品を買うなど、事前にリサーチをしています。
モノをあまり持たない、ミニマルな暮らしをしている人が多いのも特徴的です。
上の世代に比べて、モノにお金を使うよりも旅行やライブに行くなど体験にお金を使うように重視しています。
また資格の勉強や本の内容、料理のレシピなどがYouTubeで解説されており、無料で学べるようになりました。
中にはYouTubeは再生速度を上げる設定をし、時間短縮で見る人もいます。
サブスクを利用して、お得に映画を見たり、本を読む、音楽を聞くようになり、お金をかけないで趣味を楽しんでいる人が多いです。
直接店舗へ行き、書籍を購入したり、CDを買う機会は少ないのではないでしょうか。
参考程度に適度な情報量を意識することが大切です。
指示待ち人間
1998年生まれは、自ら率先して動き仕事をするのが苦手な人が多いです。
先ほどお伝えした競争に興味がないのも原因の一つであり、目立つ行動を取りたくない、失敗を避けたい気持ちが強いのでしょう。
周りや自分の評価に関心がないといった特徴もあります。
人間関係の希薄化が進み、副業やフリーランス人口が増加している今は、自ら動くことはとても重要になっています。
どの職業でも指示待ちではやりがいも感じられず、すぐに辞めたくなるかもしれません。
出世に興味がない
1998年生まれは出世や昇進に対して、あまり積極的ではありません。
就職活動でも収入より、リモートワークなど働き方、福利厚生や働きやすい環境、職場の雰囲気が重視されるようになりました。
出世すると給料が増えたり、周りからの評価は高くなります。
一方で責任や仕事が増える、内容が難しくなる、残業時間の増加など面倒に感じる人が多いのです。
そもそも若い世代では、定年まで同じ職場で働くのが当たり前ではありません。
今は大転職時代とも言われ、自分のやりたいことが見つかり、必要があれば仕事を変更する考えが強くなっています。
時には「最近の若者はすぐに仕事を辞める」と思われるでしょう。
特に上の世代の男性は、同じ職場で働くのが当たり前のようになっているので理解しにくいかもしれません。
仕事内容の選択は個人の自由です。
しっかりと考えたうえでのキャリアや転職であれば、挑戦する価値はあるのではないでしょうか。
デジタルネイティブでIT機器に抵抗がない
1990年代〜2000年代生まれの人は「デジタルネイティブ世代」とも呼ばれており、IT機器の扱いにも慣れています。
小学生の時にはパソコンを使用した授業もあり、上の世代に比べてデジタルな知識が豊富です。
この世代はパソコンやスマートフォンなどの操作方法を、親に教えている人も多いのではないでしょうか。
ニュースや早い情報を知りたい場合はX(Twitter)を使い、趣味や勉強にはYouTubeを利用するなど。
また、暇な時間はインスタやTikTokを見るなど、複数のSNSを使用してます。
さらにはSNSで生計を立てている人も少なくありません。
コロナ禍であったこともあり、リモートでの面接や授業を体験している世代でもあり、オンラインでの繋がりにあまり抵抗がないのです。
中にはSNSで繋がり、恋人や友人になった人もいるのではないでしょうか。
前の世代に比べると基礎学力がやや低め
1998年生まれは、ゆとり教育が導入される前の世代に比べると、基礎学力は少し低くなっています。
2002年から小中学校で授業内容が減り、さらに週休二日制に変更されました。
2004年の学習到達度調査の結果では、日本の子どもの点数が低下していると問題視されたのです。
その後、授業の変更が行われて2010年には学力が向上し、2011年には「脱ゆとり」と言われるようになりました。
1998年生まれはゆとり教育に当てはまるので、学力が低下していると言われるのです。
ただ、ゆとり教育を受けた年代では、世界で活躍するスポーツ選手が多いのは確かであり、ゆとり教育が失敗と言われるのは違います。
学力低下は学校だけが理由ではありません。
スポーツや音楽など習い事が増えたり、ゲームなど子どもの娯楽が多くなったなど、様々な理由が考えられるのです。
確かに勉強と向き合う時間は、他の世代と比較して少なかったでしょう。
1998年生まれがよく話題にする事件
生まれた年に起こった「和歌山カレー事件」は知っている方も多いのではないでしょうか。
小学生の頃には新型インフルエンザが流行し、マスク生活や行事が中止になった学校もあります。
さらに東日本大震災が起き、実際に被災した人、テレビやネットの映像で大きなショックを受けた人も多いのではないでしょうか。
その後も熊本地震や土砂崩れ、台風による大雨など全国各地で大きな自然災害が起きました。
一人暮らしでも防災バッグを用意する、水や食料をストックしているなど、上の世代より防災に対する意識が高いのも特徴的です。
そして成人してからはコロナ禍となり、今までの生活のありがたさを実感した人も多いでしょう。
1998年生まれがよく話題にするテレビ番組
最後に1998年生まれに人気があったテレビ番組をまとめました。
当時は現在よりも、子ども向けアニメが多く放送されており、夢中になって観ていた方もいるのではないでしょうか。
- ふたりはプリキュア
- ポケモン
- ぐ~チョコランタン(おかあさんといっしょ)
- でこぼこフレンズ
- 爆竜戦隊アバレンジャー
- 仮面ライダー555
- しずくちゃん
- きらりん☆レボリューション
- めちゃモテ委員長
- かいけつゾロリ
- ケロロ軍曹
- メジャー
- イナズマイレブン
- ナルト
- 銀魂
- 夏目友人帳
- 黒子のバスケ
- ハイキュー!!
ROOKIES
メイちゃんの執事
マルモのおきて
家政婦のミタ
美男ですね
半沢直樹
あまちゃん
逃げるは恥だが役に立つ
1998年生まれはやばいわけではない!奇跡の世代と呼ばれることも?
1998年生まれはやばいと言われるのは、悪い意味だけではありません。
実は、1998年生まれは「奇跡の世代・黄金世代」と呼ばれることもあるのです。
ここでは、1998年生まれの「奇跡の世代・黄金世代」の一面をご紹介していきます。
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奇跡の世代・黄金世代と呼ばれることがある理由
1998年生まれは活躍する有名人やスポーツ選手が多いため、奇跡の世代や黄金世代と言われているのです。
女優の橋本環奈さんは早生まれの1999年生まれですが、1998年生まれの広瀬すずさんと同級生であり、2人の大物女優が誕生した奇跡の世代と言われています。
スポーツでは八村塁選手や平野歩夢選手など有名な選手がたくさんいます。
ゆとり教育の影響もあるのか、大谷・羽生世代の1994年生まれ頃から世界で活躍するスポーツ選手が増えました。
特に、1998年生まれの女子ゴルフ選手が多く黄金世代と呼ばれています。
1998年生まれの女子プロゴルファーが多い理由は、宮里藍選手に憧れてゴルフを始めた人が多いからと言われています。
1998年生まれの芸能人
- 広瀬すず
- 福原遥
- 飯豊まりえ
- 葵わかな
- 藤田ニコル
- 池田美優
- 上白石萌音
- 齋藤飛鳥
- 長濱ねる
- ちゃんみな
- 加藤史帆(日向坂46)
- 宮脇咲良(LE SSERAFIM)
- 中川大志
- 佐野勇人
- 河野純喜(JO1)
- 佐藤景瑚(JO1)
- JUNON(BE:FIRST)
1998年生まれのスポーツ選手
- 八村塁(バスケットボール)
- 平野歩夢(スノーボード)
- 那須川天心(格闘家)
- 山本由伸(野球)
- 牧秀悟(野球)
- 山﨑颯一郎(野球)
- 渋谷日向子(ゴルフ)
- 小祝さくら(ゴルフ)
- 宮原知子(フィギュアスケート)
- 堂安律(サッカー)
- 田中碧(サッカー)
- 冨安健洋(サッカー)
- 黒後愛(バレーボール)
- 緒方良行(スポーツクライミング)
- 乙黒拓斗(レスリング)
1998年生まれの文化人
- 藤田真央(ピアニスト)
- 生方隆之介(バレエ)
- 原正和(棋士)
- 島口大樹(小説家)
- 竹俣紅 (元棋士、アナウンサー)
まとめ
1998年生まれは大変な事も経験していますが、自分自身を尊重する生き方をしている人が多く長所もあるのです。
1998年生まれがやばいとされているのは、1998年が暗い一年であったからです。
1998年生まれが悲惨な最悪の世代と言われる理由として、以下をご紹介しました。
- Z世代と一括りにまとめられたため
- ゆとり教育で育った
- 就活や新卒のタイミングがコロナ禍
さらに1998年生まれの特徴は、怒られなれていないことや学力が低いなど悪いように捉えがちです。
しかしデジタルネイティブである、自分の時間を大切にしているなど良い点もたくさんあります。
実際に1998年生まれで活躍している有名人やスポーツ選手は多いです。
世代の特徴を活かして良い所を伸ばしていきましょう!